子供の無茶振りに応えてお話を考えてみた結果
子供が、「何かお話して。面白いやつね」と面倒なことを言い出したので、超大作を考えてお話ししてみました。久しぶりに子供に受けたのが嬉しかったので、記念にご紹介します。
5歳児のツッコミと一緒にお楽しみ下さい。なお、全編パクリです。
え〜、昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは、畑に種をまいて言いました。甘い甘い、大きな大きな株になれ…
「大きな株だ」
すると種は芽を出して、大きくなり、どんどん蔓が伸びて、
「え、ツル?」
蔓は空に向かってぐんぐん伸びて、
「もしかしてジャックと豆の木」
ついに月まで届きました。
「え〜!」
すると、月を盗もうとしていた怪盗○ルーたちや、他の悪党が集まってきて、月を巡って醜い争いを始めました。
「それってミニ○ンズ?」
このままでは月が悪者たちの手に渡ってしまう…そう思ったおじいさんは、月を捕まえてしまっている蔓を切ることに決めました。 斧を振り上げ、力一杯えいと振り下ろします。斧は蔓の根元にコーンと音を立てて当たりましたが、しかし全く歯が立ちません。
なんども試しましたが全く切れる気配がなく、とうとうおじいさんは斧を放り投げてしまいました。
すると、斧は近くにあった池にぽちゃんと落ちました。
「まさか…」
池がキラキラと輝き、中から女神が出てきました。
「金の斧銀の斧だ」
女神はおじいさんに言いました。 あなたが落としたのはこの金の斧ですか、それともワ○ダ金のビトウですか。
「……なにそれ?」
あ、そういう名前の缶コーヒーがあってね。
「コーヒーかよ!」
おじいさんがどちらでもないと答えると、女神は、あなたは正直な人ですね、どちらも差し上げましょうと言って、おじいさんに金の斧と金のビトウと落とした斧を渡すと、また泉に消えました。
おじいさんは缶コーヒーを一気に飲み干して、何が何やら訳がわからないと思いましたが、そうだ、金の斧ならもしかしたら蔓が切れるかもしれないと考え、金の斧を空高くそびえる蔓の根元に勢いよく振り下ろしました。
すると蔓がピカーッと輝き、中から可愛らしい女の子が出てきました。
「かぐや姫〜!?」
女の子はすくすくと育ち、それはそれは美しい娘になりました。 すると、月を求めて集まっていた悪党たちは、皆かぐや姫にメロメロです。
「ええ〜?」
私と結婚してください、と言い寄る悪党たちに、かぐや姫は、仏の石の鉢、蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、燕の子安貝、そして竜の玉を持ってきたら結婚しても良いと言いました。
ある悪党は、古寺にあった漬物の鉢を仏の石の鉢と言って持ってきましたが、あっさり偽物だと見破られました。蓬莱の玉の枝にそっくりの作り物を職人に作らせた悪党は、職人からお代を貰っていないことを責められたため作り物だとバレてしまいました。火鼠の皮衣は、火にくべると萌えてしまったのでやはり偽物だと分かりました。燕の子安貝を取りに行った悪党は、燕の巣に手を突っ込んで燕の糞を掴んでしまいました。
竜の玉を取りに行った悪党は、まさかの本物の竜に遭遇してしまいました。
「おお!すごい」
竜はなんと、願い事を叶えてやろうと言い始めます。
「なんで?」
悪党が答えようとすると、たまたま近くにいた豚が『ギャルのパン○ーおくれ』と叫びました。
「あ〜、わかったウーロンだ。って竜の玉ってドラゴン○ールだったの??」
空からパンツが降ってきました。
おしまい。
カブから始めたのは、ちょっと前に読んだこれの影響だったかもしれません。
なお、完全オリジナルストーリーはなかなか受けません。