実家の片付けが進む思わぬきっかけ
私の母には、結構な溜め込みぐせがあります。
よくあることですが、何かと多めに買ったり、いつか使うと取っておいたり、そんなこんなで収納場所が圧倒的に足りなくなるタイプです。
もう我々子供たちもとっくに実家を離れ、夫婦2人で住んでいるので、広さ自体は十分にあるはずなのですが、すぐに収納が足りなくなります。そこへ、DIYの得意な父が超絶技巧で壁面収納なんかを作ってしまうので、収納だらけのカオスな家になっています。見た目は綺麗に隠されているので悪くもないのですけれど。
そんな母ですが、なかなか物は捨てられないけれど、片付けはしたいタイプなので、片付けや各種収納術に関する書籍は昔からよく読んでいます。こんまりさんの本もブームになるや否やすぐ飛びついて読んでいたようです。
そしてこんまりさん以降、ジワ〜っとカタツムリの歩みで物を減らしているようです。
しかし、母の部屋に入ると、やはり物が多い。特にウォークインクローゼットには、床から天井までびっしりと服があります。
普段は「この間ユニ○ロで3,000円で買った」なんて服しか着ていないのに。
さて、この夏に、一度両親を誘って、子供が行きたがっていた近くのプールに行きました。
久しぶりに水着を着た母は、ここ何年かで体型が変わってしまったことを、大いに実感したようでした。確かに、水着になるとよくわかってしまう…。
そこで、私があたりの人を見渡しながら「今は洋服見たいな水着とか、色々あるね〜。母より年配の人でも可愛い水着の人もいるよ」と話をすると、母も周りの人の水着を観察し始め、「あ、あれなんか素敵ね」なんて言い始めました。
そして翌週実家に行くと、「新しい水着を買ったの、やっぱり今の体型で着られるものの方がいいね。これはあげるわ」と、水着のみならず着られなくなった洋服類をいくつも出してくれました。
捨てるのには抵抗があるけど、人にあげるのは構わないようですね。
そこでありがたく貰って帰り、私が活用することにしました。
実家を勝手に片付けようとして親と対立してしまい失敗したなんて話もよく聞くので、今までかなり心配しながらも、物を減らすことについては何も手をつけられていませんでした。
(掃除だけたまに手伝うくらい)
今回は思いがけず片付けのきっかけが出来て良かったです。
さて、私ももう少し物を減らしたくなってきたな〜。