あなたには力がある
あなたが誰かに美味しい店を薦めて、相手が実際にお店に行ったこと、ありますか?
あなたが使っているPCやタブレット、スマートフォンなどに影響されて、誰かが同じものを買ってきたこと、ありますか?
あなたが観た映画の話をして、その話を聞いた相手が同じ映画を観に行ったこと、ありますか?
そんな感じのエピソード、他のものでも良いんですが、何かありますか?
なんと、ありますか!
そんなあなたは、すごい影響力をお持ちです。
どうか、身近な人に、政治の話をしてみませんか?
「枝野さんは、介護職や保育士の給料を増やせば良いと言っていたよ。」
「共産党は、消費税を中止して、大企業や資産家に負担を求めようとしているよ。」
「山本太郎さんのオフィシャルサイトの動画、すごく面白いよ。一度見てみたら。」
こんなことを言うのには、訳があります。
西日本豪雨被害が拡大する中(死刑執行前日でもある7月5日)、安倍首相を含む自民党の大臣・国会議員が、「赤坂自民亭」と称する宴会を開いていました。
また、翌日になり、全国的に甚大な被害が発生していることが分かってからも、非常災害対策本部は設置されず、Twitterでは被害を訴えるTweetと共に、自衛隊出動などの政府対応をまだかまだかと待ち侘びる声が多く上がりました。
7月8日になりようやく「非常災害対策本部*」(*大臣が本部長となるもの。総理大臣が本部長となる緊急災害対策本部ではない)が設置されましたが、気象庁が警戒を呼びかける異例の会見を開いてから、66時間後のことでした。
おまけに、このような緊急事態の対応にあたるため、国会審議を延期しようという野党側の提案に対し、与党はなんと、カジノを解禁するためのIR法案の審議を強行しました。
まだ行方不明者も多数いるにも関わらず…。
正直、私は怒り心頭です。
誰かがネットに上げたテレビの動画で、西日本豪雨で被災した方が、赤坂自民亭について「ちょっとどうかしてるわな」と苦言を呈していました。
しかし、同時に別の方が、「ダメに決まってるけど、ダメって言ったって自分の意思が通るわけじゃない」と諦めの声を漏らしていました。
確かに、今すぐ選挙はありませんし、3分の1以下の議席しか持たない野党の力をもって内閣不信任案を通すことはできません。
いくら酷くても、今のところ自民党が与党で、安倍晋三が総理大臣です。
しかし、いつかは必ず選挙があります。
議員を選ぶのは、有権者です。
民主主義国家では、政治家は選挙によって選ばれます。
今とてつもなく横暴ばかりの自民党も、このままでは次の選挙で議席を失うとの予測がつく状況となれば、襟を正さざるを得なくなります。
今政治を変えようと思うのなら、選挙の日が来るまで、このままでは全有権者があなた方を見放すぞと、市民が絶えず声をあげる必要があるのです。
別に大きな声でなくても良いと思うのです。
冒頭で出した例のように、あなたがどんなシーンで、どんな言い方で人に影響を与えたか、思い出してみてください。
きっと、何か良い方法があると思うのです。
さて、とりあえず、災害に対して力になれることは色々あります。
まず定番ですが募金。
そういえば、寄付・募金に関して軽率なデマを振りまく輩がいるそうですが、そう言ったデマは訴訟されたら負けてお金を取られることになりますので、決して加担しないように。
リツイートしただけ、まとめただけでも、アウトです。
次にボランティア。
ひとまず、注意点等のまとめなど、見つけたものを挙げておきます。
最後に、もう一度言います。
あなたには、力があります。本当に、力があります。