子どもの気遣い
台風なのでいつもよりやや早めにお迎えに行きました。
保育園を出た時点では風雨は小康状態。
夕飯と明日の朝を切り抜けるべく、スーパーで色々と買い込んで行くことにしました。
実は数日前からお米を切らしていたので、こんな日だけどお米も買うことに。
子どもは2日分のお菓子を買い込みます(でも1日で食べてしまいそう…)。
私はお米と生鮮食品、子どもはお菓子を持って、家路につきました。
スーパーから家に向かう途中、突然、傘がさせないほど風が強くなって来ました。
「ママ、走ろう」
「そうだね。傘させないし、走って帰ろう」
「ごめんね、お米も持ってるのに。でも命を守るためだからね」
へ〜!?
いつの間にそんな気遣いを覚えたの?
母は軽く涙ぐんでしまいます。
成長したものです。
つい先週くらいには、牛乳とジュースと麺つゆを買って、重いと言う私に
「も〜、ちょっとは頭使ってよ」
とか辛辣なこと言ってなかった???
あれ、そういえば……
〜先週のこと〜
・牛乳切れた
・子「そうめん食べたい」→あ、めんつゆもない
・子「ねえ、ジュース買っていい?」
ということで、保育園帰りにスーパーで牛乳と麺つゆとジュースを買った私。
途中、公園に寄る子ども。
なかなかブランコをやめない子。
「ねえ、荷物重いからもう帰ろうよ」
「え〜、なんでそんなに買ったの。も〜、ちょっとは頭使ってよ」
プツッ
「はぁ!?ジュース買ってって言ったの誰よ?そうめん食べたいって言ったのは?」
「ごめんごめん、半分持つからさ」
〜回想終わり〜
そうだった。
それで子に麺つゆと保育園バッグ持たせたら、ヒーヒー言いながら帰ったんだった。
子どもに苦労をさせたいわけではないけれど、自分の想像が及ばない相手の立場を推し量ることなく辛辣な態度を取るような子にはなって欲しくないなということと、まあ半分くらいはムカッときたので(大人気ない)、一部持たせたのでした。
その成果なのか何なのかわからないけど、重いものを持つことの大変さを知り、気遣いすることができた…のかもしれない。
う〜ん…子に多少苦労はさせた方が良いのでしょうか。
私、自分が子ども時代無駄に苦労させられたと思ってるので、あんまり苦労させたいとは思わないのだけれど。
よく分からないけれど、子は思いもかけない出来事から、色々と吸収して成長して行くのだなと思った次第です。