6歳、命に思いを馳せる。
わが子の好物、タラコ。
久々に買って一緒に食べてたら、ふとこんな質問をされました。
「たらこって、なにでできてるの?」
で、そこからの親子のやりとりが今日のブログの話です。
「たらこはね、スケソウダラという魚の卵だよ」
「なんか袋に入ってるけど?」
「卵巣という、卵の入ってる袋が、タラのお腹にあるんだよ」
「え、じゃあ、魚を殺して卵を取るの?」
「まあ、そういうことになるよね」
子ども、ちょっとショックを受けている模様です。
しかし、生きていく以上、他の命をいただくことは避けられないのです。
「人間は、いろんな動物を殺して食べてるの?」
「そうだよ。猫が鼠や虫を捕って食べるのと同じ。*1人間も他の生き物を殺して食べてるよ」
「ちょっと嫌だな…かわいそう」
ごもっとも。
そういう感覚も理解できるから、否定したくはないのです。
「そういう考えで、肉や魚を食べない人もいるよ。
もし大人になってそういう生き方がしたければ、やってもいいと思う。
卵や牛乳や大豆でお肉の代わりになる栄養をきちんと摂るなら、そういう生き方もありだと思うよ。
でも、今はまだ子どもで、たくさん栄養が必要だから、お肉やお魚も食べてね」
「分かった」
良かった。納得してくれたみたいです。
親バカ言いますけど、うちの子の言動には時々ハッとさせられるんですよね。
大人の想像以上に子どもは色んなこと考えてるということを、思い知らされます。
そして、そんなやりとりの翌日には「トンカツ食べたい!」って元気良く言い出すあたり、まだまだ思いっきり子どもだし、当分はそんな感じでいて欲しいなとも思うのでした。
*1:猫飼ってると、こういう説明は簡単にできますね。