赤子を連れた子ども
先日の休み、いつも行くところと違う、ちょっと遠くの公園まで行ってみました。
普段と違う遊具に喜んだ我が子は、子猿のように飛び回っていました。
公園にはだいたい2〜3組の家族が入れ替わりながら来ていましたが、ふと、子どもだけの2人組がやってきました。
うちの子より少しだけ大きい、たぶん小学校2年生くらいの女の子と、その弟か妹らしき1歳くらいのよちよち歩きの赤ちゃんの2人。大人はいない。
その光景を見て、思いがけず心臓を鷲掴みにされました。
蘇る記憶。
ー私7歳、きょうだい1歳、おしんのようにいつも背負って遊んでいた日々ー
うわああああ!
大人から見るとこんな光景なの!
心配やら可愛らしいやら健気やら、もうどうしようもなく気になってしまいました。
お姉ちゃんが甲斐甲斐しく世話をやき、赤ちゃんを滑り台に上らせようとしています。
なのですが、かなり危なっかしい。
小さいお姉ちゃんは頑張って赤ちゃんを抱き上げていますが、さすがに滑り台の上までは持ち上がりません。
思わず「抱っこして乗せてあげようか?」と声をかけてしまいました。
お姉ちゃんは「ありがとうございます!」と笑顔に。
赤ちゃんは……知らないおばさんの登場に驚いて逃げ出してしまいました。
そりゃそうだね、ごめんよ。
その後、赤ちゃんが自力で滑り台の階段を初登攀するのを見守ってみたり(うちの子もこのくらいの時に上ったなあ)、お姉ちゃんが遊具に上る時それとなく地上の赤ちゃんに目を配ったり、しばらく一緒に過ごしました。
昔は子どもが赤子連れて遊んでる光景も普通だったのかもしれませんが、今見るとかなりドキッとしますね。
え、大丈夫?ネグレクトとかじゃないよね???と。
(服装や外見にはおかしな感じはなかったけど。その後二人で近くのお店に入っていったので、親が買い物中に二人で遊んでいたみたいですね)
そして30年前だって、きょうだい一緒に遊ぶ家庭はそこそこあったけど、赤子連れはやはり珍しかった…そりゃご近所さんがあれこれ世話焼いてくれるわけですわ。
とりあえず、手が届く範囲の子どもたちにはあれこれ世話を焼きたくなった日でした。