さよならワンオペ育児?

夫が仲間になりたそうにこちらを見ている

テレビはもう見ていない

「テレビがないと最近の話題について行けないかなあ?」なんて不安もさして持たず、テレビを夫と共に置いてきて3年だか4年だか経ちました。

 

何にも問題は起きておりません。

 

災害情報が唯一不安でしたが、昨夏の台風の時は、ネットで河川水位を確認できましたし。

芸能情報は元々全く興味ないですし。

ドラマや映画なんかは人の評判を聞いてネット配信で見ますし。

政治や時事問題は、下手な報道番組見るよりも、複数社契約している新聞のデジタル版見た方が情報量が多いし。

 

テレビって、無くても全然困らないなと思っております。

(とはいえ、「持ってない」人は、私の周りではまだまだ少数派)

 

この前、読んでちょっとショックを受けた記事がありまして。

butao.hatenadiary.com

 

つまり、いまの大阪における維新の会は、阪神タイガースみたいなものになっているわけだ。とにかくテレビをつければ吉村や松井が映りまくってるし、アナウンサーやタレントは諸手を挙げて彼らを褒めちらかす。こんなのばっかり見せられている有権者の一部が、とりあえず維新が良さそうと票を入れてしまうのは無理がない。維新の話題にくらべれば他の候補者が割って入る余地はほとんどない。

 

 う、うわぁ〜。

そんな感じになっているのか。大阪のテレビ。

 

大阪、かなり昔に住んでたこともありますが、まあ確かにちょっと独特なんですよね。

阪神!吉本!関西弁!

当時は維新の会なんてのも無くて、そこまで権力者的なものは幅を利かせてはいなかったけれど。

今はそんな感じですか…怖い…。

 

 

私、テレビはあんまり好きじゃないんですよね。

ついていると、見ちゃうんですよ。特に見たくもない番組を、なぜか見てしまう。

だから嫌なんです。

 

猫が動くものを本能的に目で追ってしまうような感じなのでしょうか。

放送している内容は、大抵ちっとも興味がないことだったり、冗長だったり、気になるところですぐCM入ったり。

もし、予めどういう内容か書面で知らされた上で「見ますか?」って聞かれたら、私9割以上の番組は絶対見ないと思うんですよ。

実際、見てしまった後で、時間を無駄にしたなと思うんですよ。

それなのに、家族の誰かが見ていると、どうしても見てしまう。

そういう意味で、テレビってかなり強烈な力があると思うんですよね。

 

ここまで強力に人の注意を引きつけるメディアが、特定の政党の人の露出を増やすというのは、サブリミナル広告みたいな洗脳装置に近いように思えて、かなり怖いです。

 

批判的に物事を見ようとする人であっても、24時間その注意をし続けることは不可能でしょう。

朝のテレビでぼんやり見ていたことや、お昼に入った定食屋のテレビでなんとなく聞いたことや、夕方慌ただしく食事の用意をしながら途切れ途切れに入ってくる情報を、一つ一つ「これは正しいのか?」「この人は前に言ってた話と違うこと言ってないか?」「ちょっとその発言は差別を助長しないだろうか?」などと、瞬時に判断できる人は、そう多くはないでしょう。

 

それだけに、テレビはものすごく強力に人を洗脳し得ると思います。

 

……たぶん、だからですよね?自民党があんなに電通にお金流してるのは。

 

 

そんなわけで、私はテレビ超怖いので、もう持たないつもりでいます。

 

 

おすすめ

さて、テレビは見ないけれど、動画は見ないわけでもない。興味のあるものを選んで見るのは楽しいのです。

最近の個人的なおすすめをいくつかご紹介しておきましょう。

 

トーク番組

『とことん共産党

www.jcp.or.jp

共産党のイメージがちょっと変わるかもしれない、トーク番組です。

確か、最初の頃はかなり手作り感というか、あんまり洗練されてない感じがあったんですが、最近は結構こなれてきたのではないでしょうか。

6/19には都知事選出馬の宇都宮健児さんが出演されてました。都政についての熱いトークは、さすがです。

私は立憲LIVEととことん共産党を、子どもの相手しながら見ていることが多いですが、番組の面白さでは今のところこちらを推したい。

 

 

お笑い・バラエティ

『せやろがいおじさん』

www.youtube.com

どうやらテレビ番組でも使われているようなので、ご存知の方も多いでしょうか。

時事問題に痛快なツッコミを入れてくれる、せやろがいおじさん。

おじさんと言っても私より若い方ですね。

いろんな問題を一生懸命考えてらっしゃるんだなということが分かり、好感度高いです。

分かりやすく面白い比喩を使ったツッコミが、政治に対するイライラモヤモヤをとてもスッキリさせてくれるので、是非。 

 

とりあえず、最新のものを貼っておきましょう。

www.youtube.com

耳のクダリで声出して笑いました。

 

 

映画

『タクシー運転手』

www.amazon.co.jp

アマゾンプライムで配信されてるので、ようやく観ました。

この映画、色んな方のレビュー見てずっと気になってたんですよ。

想像以上でした。実際の事件のことを字面である程度ご存知の方でも、改めて映画でご覧いただくのはまた一味違うのではないかと思います。

 

見ていてめっちゃくちゃ怖かったです。

「え、こんなとんでもないことが起きるの」

「え、情報操作やば…」

と終始震えていました。

それにこれ、単に過去にあった悲惨な話で終わらないと思ったのですよ。

 

日本でもついこの前、街頭演説に一言ヤジ飛ばした人や黙ってプラカ掲げた人が強制的にその場から排除される事件があったじゃない?

文科大臣に抗議の声を上げようとした学生がベルト壊される事件があったじゃない?

明らかに許せない事件が起きているのに報道がされなかったり、フェイクニュースが異常な勢で拡散されたりしていますよね。

 

もし、警察や自衛隊が何らかの実力行使を正当化するような法規や命令があったら…?

割と洒落にならないですよ。

 

韓国の民主化運動絡みでは、以前『1987』も見ましたが、どちらも描き方が秀逸ですね。

www.amazon.co.jp

  

 

口惜しいのは私のレビュー力。

いずれの番組・作品も、私がグダグダ書くより、まあ一度見てみて欲しいなあ。