職場で徹底抗戦した(2)議論の可視化
<前回までのお話>
どう見ても顧客を手放すサービス改悪を提案してきた部長。
「経営の最高レベルが言ってる」ってホント?
蔓延る忖度〜S・O・N・T・A・K・U〜
極楽、このままじゃクビになっちゃう!
無駄に煽りました。
議事録作成
さて、部長がサービス改悪提案を既に専務に通したのか、現場の我々にはわかりません。
ただ、本当にそこまで話が行っており既定路線になっているなら今ここでグダグダ言う機会があるのも不思議です。
しかし、副部長はもう部長から専務に話が行き、ほぼ既定路線との発言。
そして、自ら部長や専務を諌めに行く気はさらさらなさそうです。
さらになんだか怪しげなことに、まとめられた会議の資料は、なぜか新サービスについて「メリット・デメリット」という形でまとめられています。
会議の場ではものの見事にデメリット意見しか出ていないのに・・・!
現場から集められた検討チームも、「もう副部長に意見集約だけしてその後は野となれ山となれ」という事勿れ主義派と、「このままだと本気でサービス改悪されかねない、なんとか止めなきゃヤバイ」派に分かれてしまいました。
ヤバイ派、考えます。
まず、検討会議は、次回続行を決めさせます。
「まだちょっと議論が煮詰まってないので!」って強引に主張します。
実際には「デメリット以外ね〜よ」で煮詰まってるんですけど、それがきちんと進言される気配がないので。
また、議事録係を乗っ取り、しっかり記名式で記録を取ることにしました。
質問事項の文書化
また、そもそも部長から直接の趣旨説明を受けていません。
答えてもらいたい質問事項をチームで考えて文書でまとめました。
かなり沢山の項目に渡りましたが、ひとつひとつ文書化することで、何に答えたか、何に答えていないかが、これではっきりすることになるでしょう。
次の会議の日までに余裕をもって、質問事項を部長に提出します。
ここまですると、さすがに何の説明もなしには進め辛くなったのでしょうか。
部長、会議に出てきました。
なんと、回答文書を持って。
<続く>
***
議論の文書化、可視化は、本当に重要だと思います。
昨今の政治の荒れ具合も、テレビでなんとなく伝えられているだけだと、1年も前の話は忘れてしまい、なんとなくの印象しか無い方も少なくないかもしれませんね。
今、様々な「文書」が明らかになり、新聞雑誌が問題を書き連ねるのを見るにつけ、文字の重要性を再認識しています。
さあ、次回もソンタクソンタクぅ〜(しないよ)。