さよならワンオペ育児?

夫が仲間になりたそうにこちらを見ている

いずれ葛藤する子どもたちに〜シュガーラッシュオンラインを観てきました。

シュガーラッシュオンライン観てきました。 



 

さて、ここからは公式サイトのストーリー紹介レベルのネタバレ込みで書きますが、感想から展開が透けて見えちゃうのも勘弁という方は、ぜひご覧になってからお読みください。

 

 

 

ふと私のTwitterのタイムラインに流れてきたこのツイートを拝見して、これは見たいと思いました。

いえ、別に男がコケにされる映画が見たいわけではなく、男上げるために女が馬鹿か聖女に仕立て上げられてるコンテンツがありふれてるので、そうでないものが観たいんです。

分かりますかねー?

 

子どもと観に行きましたが、大変良かったです!

 

あ、念のため、別に男がコケにされる話じゃないです。

ラルフは人間らしくて魅力的だし、ちゃんと友情が描かれる映画でした。

 

あらすじ

主人公ヴァネロペ(ポニテの女の子)とラルフ(大きい男)はそれぞれゲームのキャラクターで親友同士。

ある日、ヴァネロペ在住のゲーム、シュガーラッシュの世界が失われるピンチに陥り、ヴァネロペとラルフはシュガーラッシュを救うためのアイテムを求めてインターネットの世界に飛び込んでいきます。

新しい世界でヴァネロペは新たな夢を見つけるけれども…?

 

感想

テーマの盛り込み方が良いですね。

自分の本当の夢って何だろうとか、

夢か友情かのジレンマに苛まれる様子とか、

どんなに親友でも考えや願いは違うとか、

本当の友情、愛情ってのは、同一化を乗り越えたところにあるとか。

 

これ普遍的に描かれて良いテーマだと思うんです。

 

実は、つい最近、同じようなテーマを盛り込んだ作品を見てました。

Hugっとプリキュア』っていうんですけど。

 

こちらもねー、最近キャラクターたちがそれぞれの夢を見つける段に入ってきてるんですね。

それと、プリキュアとしての目的達成が、同時に友達との別離になってしまう事実に気付いて戸惑い傷付く様子とか。

どちらも子ども向け作品「だからこそ」、いずれ必要な自立に向けての試練を描いているのかなという気がします。

 

そして、どちらの作品も、その試練の乗り越え方がまた良いんです。

我慢してやり過ごそうとしたり、無理やり希望を通そうとしても上手くいかなくて。

互いにちゃんと心を解放して、本音で向き合うというのがね。すごく良いです。

 

友達との関係として描いてるけど、親子分離や自立としても見られるなという気がしました。

 

 

あと、同様の感想ツイートがめちゃくちゃ溢れているところですが、レースゲームに出てくるシャンクという女性キャラクターが、はちゃめちゃにクールで素敵です!

シャンク|シュガー・ラッシュ:オンライン|ディズニー公式

そのスローターレースなるゲームは世界観がやばくて「これ本当にディズニー映画?」って驚きますが。

もうスピンオフでシャンク主演の『スローターレースオンライン』を作ってもらえません?

(なお、モデルとされるゲームはどうやらグランド・セフト・オートシリーズ - Wikipedia というものなんですか…うん、ディズニーで出るわけないですね。)

 

予告編に出てきた通り、ディズニープリンセスも出てきます。

プリンセスに対するヴァネロペの反応もまた、ふふふ。いいなあ。

女の子が全員プリンセス好きだと思うなよってのを、ディズニーの方が自覚してるのがすごいですね。

 

いずれ子どもが抱く葛藤を丁寧に描きつつ、色々な意味でギリギリを攻めた感のあるシュガーラッシュオンライン。

 

子どもと一緒にしか映画に行けない親御さんにもサイコーだと思います。