さよならワンオペ育児?

夫が仲間になりたそうにこちらを見ている

変身したい

子供の頃、「変身」してみたくなかったですか?

 

朝、目覚めたら虫に・・・

 

じゃなくて、ヒーローとか、魔法使いとか、そういうやつ。

 

 

 

今でも時々、無性に変身したくなるときがあります。

万年中二病なんですかね。

 

20代〜30代半ばくらいまでは、そういうとき、思い切ってネイルしてみるとか派手メイクしてみるとかしていたものですが、

 

・満足のいくネイル→日常生活に邪魔

 

・満足のいく派手メイク→外出不能(舞台用レベル)

 

なので、ごく一瞬の楽しみなのです。

その一瞬のために持っているのもな〜と、最近ではネイル道具もメイク道具も断捨離してしまい、変身のしようがありません。

 

フラストレーション。

 

綺麗なドレスを纏ってお姫様のようになってみたいと思ったこともあります。

なお、これまでに一度だけ、その機会を得たことはあります。

結婚式ですね。

 

自分のそれより数年前くらいから、人の結婚式には何度か出席し、お姫様のような花嫁を見ては「いいなぁ」と、人並みに憧れていました。

友人のドレス選びに付き合ったこともあります。それはそれはこだわって、何度も試着に赴き決めたドレス。お値段きっとすごかったと思いますが、よく似合って最高に美しかったです。

 

自分の結婚式は、そこまでお金をかけませんでしたが、ドレスくらいは似合うものを選びたいと思い、式場付属のサロンに予約をとり、試着に出掛けた日のことです。

 

サロンのカタログで見る美しいドレスの数々…クラシカルで豪華な刺繍のあしらわれたものや、裾まで続く長いヴェール、「これよ…ワクワクするわ…」と、いくつか選び、喜び勇んで試着室へ。

 

ところが、おかしい。

 

まっっったく、似合わない。

 

どうして?こんなに素晴らしいドレスなのに!私の趣味にはドンピシャなのに!

全然、似合わない!

 

豪華すぎるのがダメなのか、地味顔だから負けるのか?

 

ということで極々シンプルでベーシックなプリンセスラインのドレスを試着するも、

 

これも似合わない。

 

この辺りで少々めげて来て、「チャペル予約したの失敗だったかな、やっぱり白無垢?もう顔も角隠しでがっつり隠してしまう?」と思っていたところ、カタログの最後の方にて、ウェディングのパッケージプラン内で追加料金ゼロの、明らかにお店側の気合いが感じられないドレスの写真が目に入りました。

 

「これ、着てみていいですか?」

 

着てみたら、

 

どのドレスよりも、

 

しっくり来ました。

 

 

ええ、結婚式は大変リーズナブルに開催できました。

 

のちに旦那置いて来てしまったわけなので、リーズナブルに済んで良かったですね。

 

変身は、できたのかな。ちょっと良く分かりません。

 

今でもまだ、何かに変身してみたい欲求が収まらないあたり、やはりその辺は不完全燃焼だったのかもしれません。

 

今度は何に変身しよう。

 

虫かな。