さよならワンオペ育児?

夫が仲間になりたそうにこちらを見ている

言ってみました

 

多分無意識に考えられたのでしょうが、女性を舐めたキャッチコピーに先日出会いました。

瞬間的にムカついてブラウザを閉じたのですが、 誰かが指摘しない限り、この企業はこのコピーを使い続けることになる、その間にこれを見た人たちの中に、女性とは知識のないもの、知識がなくていいものという意識が無意識に刷り込まれてしまうかもしれないという危機感を抱きました。

 

 

ちょっと語気が強かったかなあ……でもちゃんと伝えないと。

 

(店舗名)様

貴社サイトを見て一言申し上げたく連絡いたしました。

以下のURLの(商品名)についてです。

 

(URL)

 

商品紹介の画像の中に「知識のない女性でもカンタンに取り付けられます」というフレーズがあります。

しかし、(商品ジャンル)に関する知識の有無は、どう考えても男女で生じるものではないと思います。

このフレーズでは、女性は知識がないものと決めつけている様で、極めて不愉快です。

単純に「専門知識のない方でも」とか「工具に詳しくなくても」というフレーズで、十分伝わるはずです。

 

おそらくは、深く考えずに、あまり知識を持っていない女性をイメージして付けられたフレーズだと思いますが、 こうした言葉の罪深さは、何とは無しに人目に触れることで、女性は知識がないもの、知識がなくていいものという価値観を 社会に醸成していくことにあります。

どうか一刻も早く、このコピーを撤廃していただくよう、心からお願い申し上げます。

 

これが完全に性差によって知識に差の生じる商品なら、私も何も申しません。

(例えば、生理用品に「知識のない男性にもカンタンに装着できます」って書いてあっても、「男性には知識がない」という風には思わないでしょう。そりゃ普段使わないから「男性には生理用品の知識はない」ものね、と思いますし、流石に生理用品の知識は男性になくても大きく問題にはならないでしょう)

 

しかし、炎上させるつもりでは(今の所)ないので、伏せておきますが、商品ジャンルとしては極めてありふれた、男女問わず誰もが手にするようなものです。

 

仮に工作ハサミにこういうフレーズついてたらどうです。

「女性ってハサミも使えないと思われてるの?なんなの?」って絶対炎上すると思うんですよ。

 

私が見かけた商品は、(ありふれた商品ジャンル)の中の(ややニッチな商品)だったので、多分まだ多くの人の目に触れていないのだと思いますが、こんな商品でこんなキャッチコピー使われたら、まあムカつきますよ。

 

何か、女性は技術的なこと詳しくないよね、みたいな先入観は、世の中に結構蔓延しているのは事実でしょう。

別に、人間得手不得手があるのだから、技術的なことが苦手な女性がいても構いませんし、まあ、皆ができることではないよね、と思いますよ。

同じく技術的なことが苦手な男性がいても、別に頼りないとは思いませんよ。うちの旦那は技術的なことは一切できないけど、問題はそこじゃなくて、自分でセッティング出来もしないのに私に事前に確認せずスペックの不明な電子機器を買ってきたり、カンタンな家事すらも一切しようとしなかったからダメ夫なだけで。

 

でも、技術的なことが、女性だから出来ないってことはないのです。

世間的に「旦那に頼む」系の作業は、私は大体やってるのです(別居する前から)。別に力無くても出来ます。

知識をつけるのは難しくありません。実際やってみれば大抵はなんとかなるものです。家電には取扱説明書がついているし、今はネットで調べれば大抵のことは分かります。

工具を扱うのには多少の力が必要な場合はありますが、工具ってそもそも、テコの原理を利用したりして、少ない力で重い物や固い物を動かすためにあるものです。必要なのはパワーより、コツです。何度かやってみれば、割と上手くできるようになります。

 

簡単なところでは、カラーボックスの組み立て。

冷蔵庫のドア取り付け(うちのは左右どちら開きにも取り替えられるのです)。

 

やや難しいところでは、ダイニングテーブルの組み立て(重さがあって一人での作業だと難しいので、母に手伝ってもらった)。

 

ええ、ドラム式洗濯機だって、やろうと思えば設置できますよ(これはちょっと諦めかけた。設置スペースの状況によってはプロに頼んだ方が良い)。

 

別に私だけじゃありません。女性のDIYブロガーさんだっていますよ。

テレビを壁掛けにしてる方や、砂壁を剥がしている方もいます。

いや、ちょっと待て、私と並べて列挙するレベルじゃなかった。すごいなあ。 

 

 

ええと、何だっけ、ちょっと脱線してきた?

 

要は、女舐めんなって話よ。

 

(某企業)さん、ホント宜しくお願いしますよ。

 

〜その後〜

one-mam.hatenablog.com