さよならワンオペ育児?

夫が仲間になりたそうにこちらを見ている

性自認という概念がよく分からない

LGBTについて世の中の啓発・理解が進んで行くなか、私にとって、考えれば考えるほど分からないものがあります。

性自認」という概念。

 

 

 

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性自認とは、「自身の性をどのように認識しているか」という自己意識の概念です。性自認と身体的性(身体構造上の性)は関係がありません。

 

私自身が自分についてどのように認識しているかといえば、「まぁ、竿が付いてないし(言い方…)、月経もあるし、出産もした以上は女性なんだろう」と思ってるので、女性自認ってことになるのかなと思ってました。

が、「身体的性は関係ありません」と言われると、はたと止まるのです。

 

私の性自認は、完全に身体的性をもとにしてるんですよね。

もし、なんらかの事情で、明日男の体になって元に戻らないとなれば、 たぶん特に葛藤なく男として生きると思うんですよ………。

(きっと変更手続クソめんどいなとか思いながら)

 

子の親であることに性別は関係ないですし。

仕事は男女問わずできますし。

 

元々別に女性として生きたくて生きてる訳でもなし。

身体が唐突に変わってしまったことについて周囲に説明する煩雑さを省けば、男性の身体で男性として生きることに不都合は無いですからね。

 

唯一困るとしたら、子連れでプールとか温泉に行くときくらいかな。

子と性別が異なることになってしまうので、「一人でロッカー使える?鍵はちゃんと持ってきて」みたいなことを子に口頭で教えていかないと…そこは誰か親切な方に見守って欲しいなあ。

 

あとはさ、男性の身体だと、単純にめちゃくちゃ楽そう。

女性に比べると変な奴に絡まれにくいし、犯罪被害にも遭いにくい。

秘湯めぐりとか憧れの一人旅(ソロキャンプとか)もできそう!

月経周期に気をつかう必要もないし。

てか、男性の身体なら出産しなくて済んだんだよね。それだけでものすごいアドバンテージ…くぅ。

あーあ、男に生まれたかった!とはちょいちょい思います。

 

一方で、「私は今身体は女性だけど心は男性」とは思ってないんですよね。

私が女性を好きなときも、別に自分が男性として好きだとか思ってるわけでもないですし。

私が「男になりたいなっ」というのは、単に女の体が面倒くさかったり、 女に対する社会のなんか歪んだ目線が鬱陶しかったり有害だったりするからなわけで。多分そういう問題が解消されていれば本当に全くどっちでもいいです。こだわりなし。

 

そうすると結局のところ、身体を離れての性自認というのは、私には「ない」のかな?という気がします。

が…なんだろう、なぜだろう、自分を「Xジェンダーです」とか「クエスチョニングです」と言うのは何だか落ち着かないのです。*1

結局のところ、自分の身体を離れての性自認というものを概念としてイマイチ掴めないので、 「私は女性(の身体を持つもの)です」としか言いようがない。

こんな用語があるからには、それと自認する人、その概念で救われる人がいるんだろうけど。

 

Xジェンダー

 

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エスチョニング 

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自分の身体的性で生きることについて辛さがあるのって、「自分の女(男)の体が面倒、不都合、これのせいで不利益を被るから」みたいなこと以外に、身体を離れた何か確固たる認識の齟齬というのがあることもあるのでしょうか。

 

その辺りがなかなか、どうも腑に落ちないままでいます。

 

どうなんでしょうね。 皆さんは、「性自認」ってあります?

もし、ある朝目覚めたら別の性の身体になってたらどうします?

*1:そういや、自分がバイセクシャルという感覚も、割と近年までなかったんですけどね、実は。皆どっちの性別の人も好きになりうるものだと思ってた、まさかの自分基準。