帰り道の防災無線
いつからか、区の防災無線が毎日コロナについてのメッセージを流すようになっています。
毎日夕方の決まった時間。
多少変化があるものの、コロナの警戒を呼びかける内容であることはいつも同様です。
「こちらは、◯◯区役所です。
新型コロナウィルスの感染者数が、過去最大となりました。
感染防止にご協力ください」
聞いていて、ああこれ、空襲警報だなと思いました。
警報は、空襲が来るぞと知らせてくれますが、身を守るには自分で防空壕を掘って避難しなければなりません。
国は「自分で火を消せ」と言うだけ。何の盾にも傘にもなりません。
病禍も同じく。
国は各自の「自粛」「自衛」を求めるだけ。
感染拡大に寄与する政策ばかり実施しておいて、いざと言うとき守ってくれる様子はありません。
中等症は自宅療養を、なんて話が出てきました。
身内がコロナ感染した時は中等症とのことでしたが、熱は39度を超え、血中酸素濃度は92〜93程度まで下がり酸素吸入が必要になりました。案の定肺炎を起こしていたようです。
そのころはまだ比較的早くに入院ができましたが、あの状態で自宅療養を続けていたら、不調が長引き何らかの合併症を起こしたり、後遺症が残った可能性もあるのではないかしら。
今日は、東京都の1日の新規感染者数が5000人を超えました。
うちの職場でも感染者が出ています。感染者の出た課は全員強制リモートワークです。
上からは仕事遅らせるなという圧はあるのだけど、そんなもの、もう不可能です。
国全体がどこもかしこも機能不全になっていますし、そもそも頭がもうダメです。
この国が人体ならそろそろお終いだろうなという気すらしてきます。
むしろ、とっくに死んでいるのにゾンビのように意思なく動いているだけかもしれません。
ひょっとしたら1945年にとっくに死んでいたのかもしれません。
今もこの国の地面の下に眠る、犠牲者たちなら何というかしら。
ほら、国はアテにならないよって?
アテにできる国を築けなかったから負けたんですよ。
はぁ、選挙行こうね。