さよならワンオペ育児?

夫が仲間になりたそうにこちらを見ている

突然のパラ観戦のお知らせに驚いて戦った話

後で見ることがあるかもしれないので諸々残しておきます。

 

戦いの記録 序章

 

www.tokyo-np.co.jp

 

 いやもう、驚いたのなんの。

 

夏休みに入る前、子どもたちの五輪観戦をさせるかどうかが問題になっていたときのこと。

そもそも五輪開催自体に反対しつつ、やきもきしながら事態を見ていたら、小学校からは「色々検討したけれど観戦中止します(概要)」というお知らせが届きました。

 

このお知らせにホッとして、ぶっちゃけその後パラ観戦の話題がニュースに出たとき、

「うちは中止だものね。よかった」

とか思ってたんですよ。

 

8月23日の朝、学校からの一斉メールで突然舞い込んだ

「パラ観戦プログラムに参加します」

のお知らせ。

 

 

ハァ〜?

 

 

なぜ今?

五輪開催決定時より、コロナ感染者数はずっと増えていて減る気配もない。

東京都からのお知らせでは、8月の間は毎日数千人…検査状況などで上下するものの概ね4000人から5000人台の新規感染者数が発表されています。

医療機関も限界。

感染力の高いデルタ株が蔓延し、肺炎を起こすような中等症でも入院できない患者が続出している中、わざわざ子どもたちをバスに乗せて観戦に行くとのこと。

 

いや、待て。

「希望者だけ」とのことだが、パラ会場なり道中でウイルス持ち帰った子がいたとして、その子次の日学校来るよね。無症状の場合もあるし。

それ、学校クラスター待ったなしじゃん。

一体何考えてんだ。

 

とあるおばちゃんの戦い

 

まずどこに送ったかというと、区のHPから区長宛に意見、居住地区の区議会議員(与野党とも)、区議会の子ども関係の委員会の正副委員長にあたる区議。

 

 

それから都。あとうちの区出身の都議会議員にも送る。

 

正直、メールもFAXも電話もとても面倒。

ただでさえ、暑い中毎日弁当を作って仕事して、毎日うるさい我が子をいなしながらどうにか家事もこなす日々。

文章書くこと自体はそう苦でもないのだけど、いちいち宛先を調べ、1通1通宛名を変えて送るというのが、もうそれだけで一杯一杯。

しかし、我が子を危険に晒すわけにはいかないので頑張りました。

私自身もハイリスクだし。まだワクチン打ててないし。

 

議員は市民の味方

前にも何だったか地域行政の問題で困った折に、地元の区議さんたちにメールを送りまくったことがあり、その時の経験から、それなりに話を聞いてくれたり多少力になってくれるかもという期待もありました。

 

今回のことで言えば、パラ観戦の決定は小学校長か区のいずれか…おそらくは区の決定によるものと思われます。

区の行政が決めることなので、区議会の決定というわけではないと思いましたが、色々送った中で一番親身になってくれるのは区議さんでした。

 

 

この立憲の区議さんは前にも一番最初に反応くれた方。

日々の忙しさにかまけて地元の行政監視が十分できていなかったので、先週からそんな動きがあったなんて知りませんでした。

お忙しいだろうに電話の時間を割いてくれて、色々教えてもらいました。

かなり腹を割った話もしてくれたのですが、その辺はオフレコっぽかったのでここには記しません。

あと、どうやら私と同じように区議さんに意見送った人は、朝こちらの区議さんに届いているだけでも十数人はいた模様(なお、区内でも結構辺鄙な地区です)……って、それ皆に応対されてるんですよねぇ……それだけでも大変なことでしょう。

 

 

次に反応があったのは共産党の区議さん。

こちらも親切に色々教えてくださいました。区内の保護者有志で署名活動をしているという情報もいただいたので早速賛同することにしました。

さすが共産党、市民活動との距離が近い。どうやら早々に野党系区議さんたちが動いているきっかけはその辺りの保護者のネットワークが始まりだった模様。

てかまず行政監視をしっかりやってる市民団体って、改めてすごいな。私そこまで知らなかったし。ほんと寝耳に水だったし。

身内にも広めて署名してもらいました。

 

勝った

 

翌24日。中止の連絡が来て、夫と喜び合いました。

うん、1日で撤回ってすごいね。よほど非難殺到したんだろうね。

その一矢となれたことを誇ろう。

 

私はどっと疲れたのでハーゲンダッツの期間限定ロイヤルミルクティーをいただきました。

 

 

 

……しかしだな。

 

この状況下でわざわざ観戦行かないっていう超普通のことを実現するのに、なぜこんな苦労せにゃならんのだ???