パワハラを受け流さないようにし始める。
うちの職場には、なかなか強烈なパワハラ女性がいます。
「御局様」なんて言うと中年女性特有のことみたいに思われそうですが、要は出世競争に敗れてこじらせてしまった系のパワハラ社員です。
以前から時々絡まれてはおり、しかし私が器用に身を守って来たこともあり、こちらから大きくアクションを起こすことはしないでいました(色々と非公式の相談はしている)。
ただ、被害に対して私の他に表立って口出しできる人が少ないことや、昨今のMeToo運動を見ていて「受け流しても次の世代が苦労する」と思うに至ったため、ちょっとここらでちゃんとしたパワハラ相談をしてみようと思うに至りました。
可愛い後輩たちまで苦労したら気の毒ですし。
仲間に手伝ってもらう
しかし私、結構面倒くさがりなのです。
厄介ごとに対して「本当は寝ていたい」タイプ。
旦那と別居するのも4年も放っておいたくらい。
自分でなんとかするのはものすご〜く面倒なのです。
大体、パワハラ相談するとなったら、「◯月◯日、■■の場で、ホニャララと言われました」なんて事実をいちいち伝えないといけなくなるじゃないですか。
嫌なこと割と忘れがちだし、思い返すのって心理的にきつい。
なので、かなり同僚に手伝ってもらいました。
持つべきものは信頼できる仲間。素晴らしい。
私の穴だらけの記憶を補完し、書面にまとめてくれました。
すごい、ほんとすごい。
これは、今度ランチご馳走しなければ。 何がいいかなあ。
相談に行く
パワハラ相談って、会社の誰に相談すれば良いのか、はっきりしているでしょうか。
実のところ、うちでは誰に相談して良いのか、よくわかりませんでした。
そこで、色々とアドバイスをもらった結果、人事の偉い人のところへ行って、パワハラ被害について具体的に相談しました。その上で、こちらの要望として「窓口を設けてください」ということを伝えました。
そうしたら、すぐさま社長命令というていにして、パワハラ窓口の設置を社内に向けて宣言し、一般的なパワハラの注意を促してくれました。
空気を変える
私がやったことは、これだけです。
注意とか処分とかは、今の所一切求めていません。
ぬるいと思われそうですが、私はそもそも被害を受け流せていたわけだし、きっと彼女には彼女の生活があるだろうから、それを無碍に奪うつもりもないのです。
ただ、偉い人にビシッと宣言してもらったおかげで、「これパワハラになるかな」と各人が気をつけながら言葉を発するようになったり、周りで誰かがパワハラを見かけたら、きちんと相談したり注意したりできるように促されるのではないかなと思うのです。
具体的に社内の雰囲気がどう変わるかは、まだまだよくわかりませんが、黙らない、許さない、そういう空気を作っていければ、もっと良い職場になるのではないかと考えています。