今こそ被爆者の声を聞こう。
少しやるべきことが一段落したので、久々にブログを書こうと、はてなを開きました。
そうしたら、
今週のお題「修学旅行の思い出」
ですって。
(はてなブログは、週替わりのオススメの「お題」を出してくれます)
修学旅行と言えば・・・小学校、中学校、高校で、それぞれあったはずなのですが、私の記憶に残っているのは小学校の修学旅行だけです。
他は、なぜだかあまり記憶にありません。
中高とも楽しく過ごしたはずなんですが、部活動のこととか友人のこととか勉強のことは記憶にあるものの、修学旅行は行き先すらあやふやです。なぜなんだろう。
いえ、そんな前置きはどうでも良いのです。
小学校の修学旅行先が、タイトルからお分かりでしょうが、広島でした。
私が広島に修学旅行に行ったのは、もう四半世紀以上前のことです。
平和学習の一環として行きますので、行く前にも、行った後にも、我が国が起こしたあの戦争のことを学びました。
担任の先生は、事前学習として、それぞれに戦争の被害と加害のことを調べてくるよう指示を出されたかと思います。
先生から「こんなことがあった」と教えるのではなく、生徒が調べて、皆の前で発表する形式だったような記憶です。
被害に関しては、原子爆弾でどれだけの犠牲者が出たかとか、黒い雨がどの辺りまで降ったとか、データ的なところを知識として得たと思います。住んでいる町の人口と犠牲者数を比較して非常にショックを受けたことを覚えています。
加害に関しては、ある意味では被害以上にショックだったかもしれません。
それも色々あるのですが…私は「強姦」なる言葉を、このとき初めて知りました。
祖父は戦地に赴いた経験があったのですが、この頃はとても直接話を聞く気になれませんでした。
修学旅行先の広島・平和記念公園では、今は亡き沼田鈴子さんに話を伺いました。
松葉杖で立ち、片足を失った、その当時の体験などを話してくださいました。
話の内容は壮絶ながらも、生徒に語りかける眼差しは優しく、平和への希望に満ちていた印象でした。
昨年ICANがノーベル平和賞を受賞したのは皆様のご記憶に新しいことかと思います。
私もこのとき、サーロー節子さんのスピーチに感動した話を書きました。
実はこのとき、おりづるプロジェクトがクラウドファンディングを募っていました。
全国に、被爆者の声を届けようというものです。
私も参加したこのクラウドファンディングが成功して、全国証言会をしている模様です。
嬉しいことです。
余談ですが、クラウドファンディングのリターンにノーベル平和賞授賞式のお土産というものがありまして。
ノーベル賞のメダルを模したメダルチョコをいただきました。
今Twitterのヘッダー画像をこちらにしています。
被爆者の方が直接証言できる機会は、残念ながら人に寿命がある以上限られています。
もはや修学旅行などで直接証言を聞くのは難しいかもしれません。
できるだけ多くの人に聞いてもらえたらと思うのと同時に、
その貴重な機会に恵まれた我々の世代には、世界の平和に向けた活動に真剣に取り組む使命があるのかもしれないなと思う次第です。
私は諦めない。YES, I CAN.