魔女を名乗ってみる
最近なんとなく、魔女が気になっています。
というか、Twitterの自己紹介欄で勝手に名乗ってます。
『魔女の宅急便』以来の個人的第二次魔女ブーム到来中。
きっかけは、この記事なんですけどね。
震えよ、魔女がやって来る!
ルネサンス期のヨーロッパでは、何万人もの女性が「魔女」として処刑された。1970年代のフェミニストたちはこの「魔女」というアイデンティティを自分たちの象徴とし、時には自然界と結びついたスピリチュアルな儀式をその政治運動に加えた。地球環境の悪化が混沌とした状況を引き起こしているいま、再び西洋に魔女が降り立ったとしても不思議ではない。[日本語版編集部]
表題がカッコイイ!「震えよ」ですよ。
フェミニストと魔女って、なんとなく親和性がある気がしています。
大衆や権力者と相容れない思想や行動などが。
政治面でいえば、西洋のフェミニストたちはずっと以前から魔女をシンボルとしてきた。「私たちはあなたたちが火炙りにしそこねた魔女の孫娘」という有名なスローガンがある。彼女たちは、主として16世紀から17世紀(2)にヨーロッパで約5万~10万人が魔女として処刑され、その大部分は女性だったことを強調する。
そう、多分中世なら火炙りにされていて、20世紀初頭のイギリスなら逮捕されているタイプの女性たち。
自らの権利や自由を追求したり、女性の地位向上のために行動すると、なぜだか迫害されてきていました。
形式的には選挙権も男女に平等に与えられ、実際守られているかどうかは不明ながら男女雇用機会均等法もある現代日本でもなお、現実的な男女格差はものすごく激しいですよね。
G7で最も大きい男女の賃金格差とか
実際こうした男女格差問題とか、女性蔑視表現への抗議とか、意思表明すると無茶苦茶叩かれたりします。
正直、意味がわからない。
大勢で罵倒したり粘着したりしてくるんですよ。
ご丁寧にTwitterの裏垢?捨て垢?嫌がらせ専用のアカウントを用意してくる輩もいっぱい。
非常〜に厄介です。
そういう風潮に対して、黙ってやり過ごすのも嫌だし、かといって一つ一つ正面から闘争するのもハードなので、自分のやり易いように逆らっていくスタイルって何かないだろうかと模索していたところ、魔女というワードが妙にフィットするんですよね。
ところで、魔女とは何なのか…
冒頭で魔女の一般的な定義を与えたが、すべてに当てはまる最大公約数的定義を示すのは困難である。
まあ、創作や歴史を見ても、「魔女」として語られるものは色々ですからね。
ん?
欧米では20世紀後半以降、魔女と自己規定する人が増えている。その多くは、20世紀半ばにジェラルド・ガードナーが始めた魔女の宗教運動であるウイッカや、これに類する新異教主義のウイッチクラフトの信奉者である。ウイッカを信奉する者はウイッチ (witch) という言葉のもつ悪いイメージを嫌い、ウイッカンと呼ばれる。ウイッカやこれに類する新異教主義のウイッチクラフト諸派は日本で魔女宗とも魔女術とも呼ばれている。
欧米では20世紀後半以降、魔女と自己規定する人が増えている。
それほんと?
それなら私も魔女でいいよね。
魔女の宗教ウィッカというものがあるのか。
ウイッカンの倫理は、通常「魔女の信条」(The Wiccan Rede)と題されている。その結語は「誰も傷つけぬ限り、汝の意志することをなせ(An it harm none, do what ye will)」[注 12] (鏡 2015, pp. 61-62, 66) である。
「誰も傷つけぬ限り、汝の意志することをなせ(An it harm none, do what ye will)」
なんて素敵な信条。
これは座右の銘にしたいくらい。
ウィッカのことはよく分からないけれど(興味は唆られる)、この信条だけでも大変しっくり来るので、勝手に魔女として生きてみようと思います。
気の向くままに、呪いを解くよ。