5歳児の将来の夢が幸せに実現して欲しい
子供(5歳)と話していてびっくりしたことがあります。
「学校行ったらイケメンのボーイフレンドを作る!」
ええ〜〜!!!?
ませてるにもほどがあるぞ。
(しかも面食いなの?)
思わず「何で?」と聞き返せば、
「だってケッコンしたいんだもん」
これはもっと「何で!?!?」
君の親はワンオペ育児で苦労したり別居したりとちょっとアレなんだけど
なぜ結婚に夢を持ったのか。
この前は父親をしっかりしていない大人と認定していたけど?
「だって赤ちゃん産まれたいんだもん」
ほ〜〜う、文法もちょっと覚束ない子が赤ちゃんが欲しいとな。
しかも、そのために不可欠なパートナーをまずは作りたいと。
うん、すごく論理的。納得しました。
私が5歳の頃には結婚なんて意識にすら登らなかったけど
(その後も20年以上意識に登らなかったけど)
赤ちゃん欲しいとは確かに思った覚えがあります。
子を持ちたいというのはひょっとしたら生き物としての本能なんでしょうか。
でも現状、子を持ちたいと思っていても、二の足を踏む方も少なからずいるのではないでしょうか。
なにせ、世間の子持ちに対する目が妙に厳しい。
子連れで出かけるにも色々と制約があるし、職場に連れて行ったら意味わからん芸能人とかから非難を受けるし、処分まで検討されるし*1、預けようにも預け先がないし、これじゃあ論理的結論として引きこもりの人以外子どもは持てないということになりませんか。
もっとね、自然に色んなところに子どもがいて良い世の中の方が、私はいいと思うのです。
それこそ、社会的包摂ですよ。
以前はあまり気づかなかったのですが、結構、弟妹のいない独身の方とか、本気で「子どもってどう対応していいのか分からない」っておっしゃる方がいるんですよ。
もし公共の場に子どもが沢山いれば、そして子供と接する大人が沢山いれば、それまで家庭で子どもと触れ合う機会のなかった方にも、子どもってどんなものか伝わります。
そうなれば、子持ちじゃなくても、「あ、子連れってこういう時大変なんだ」とか、「エレベーターの案内板はあちこちにあった方がいいね」とか、何かと社会がいい方向に回っていくと思うんですよ。
しかも、子連れに優しい街やお店って、大抵、お年寄りや障害を持つ人にも優しいのです(歩きやすい歩道だったり、エレベーターの設置とかもそうですね)。となると、そうでない人でも荷物が多い時や怪我した時に優しい環境ですよね。
多様な人を認めあえる社会こそが、多様な進化と発展を遂げられると思うのですよ。
この5歳児が子どもを持つかもしれない20年後くらいの世界が、どうか寛容で希望に満ち溢れたものでありますように。
(でも結婚相手を顔で選ぶのはよした方がいいとママは思う)